海外進出をなさる日本の企業様にとって製品やサービスを現地のニーズに適応させることは重要な課題の一つです。現地の感性や需要を理解する”プロダクトデザイナー”や”UIUXデザイナー “はそのお手伝いが出来ます。
私はサンフランシスコのデザイナー養成所を卒業し、ベイエリアのB2Bの企業にてフルタイムで働いたのち、現在は6歳と1歳の息子の子育てをしながらフリーランスのUIUXデザイナーとして働いています。日本とアメリカの両方のUIUXデザインを学んだ経験から、私はサービスを”ローカライズ(現地化)”させることの重要性を日々感じています。私の卒業したサンフランシスコのデザイナー養成所の卒業生は約400人います。私が双方をマッチングして架け橋になれればという願いを込めて、このページを作りました。
海外進出をなさる日本の企業様にとって製品やサービスを現地のニーズに適応させること「ローカライズ」は重要な課題の一つです。ローカライズとは、「商品」はもちろんのこと、「ウェブコンテンツ」や、「サービスのインターフェイス」が現地の人に受け入れられるよう適応させることをいいます。それは表記言語を英語にすればいいだけではありません。すでに日本で受け入れられているビジネスやサービスであっても、現地の人に受け入れてもらう為には現地の人の感性に合わせる必要があるのです。
デザインの役割でいうと、視覚から得る感じ方の違いや、導線の特徴など、日本と海外では異なるところが多々あります。例えば旅行のサイトを見比べても日本のじゃらんに比べて、Hotels.comは随分とシンプルな情報量で表示されています。英語圏では英語が第一言語ではない人がたくさん利用するので、明確なボタン配置など、より直感的に操作ができるよう設計されているといわれます。また視覚情報を大きく左右する配色もアメリカ人と日本人では違う意味に感じさせられる場合もあります。
現地の感性に合わせてより多くのユーザー様の心にささる切り口で設計していないと、せっかくのいい商品が伝わらないなんてことになりかねません。
UIデザイナー、UXデザイナー、プロダクトデザイナーはそれぞれ役割が違います。私はそれらを説明するときに、電車の「切符の券売機」の例え話が好きです。
UIデザイナーは電車の切符の券売機のボタンをどのようにすれば使いやすいか考えます。ボタンのサイズや配置やお金を入れる場所、切符の買いやすい券売機になるよう「使いやすく美しい見た目をデザイン」します。インターフェイスのデザインをするのがUI(UユーザーIインターフェース)デザイナーの業務です。
UXデザイナーは切符を買う「体験をデザイン」します。券売機へのアクセス導線、切符券売機でのスムーズな購入体験をデザインします。もちろん切符は買うことだけが目的ではありません。改札を通してスムーズに電車に乗るところまでスムーズな体験を作り出します。どんなに使いやすい券売機がUIデザイナーによってデザインされていても、券売機が柱の裏に設置されていて見つけにくければ、全体的な体験はよくはなりません。「サービスの体験」を総括的にデザインするのがUX(UユーザーXエクスペリエンス)デザイナーの業務です。
プロダクトデザイナーはプロダクト全体が良くなるようにデザインします。例えばそもそもその切符の券売機は必要なのでしょうか。プロダクトデザインの中にUIUXデザイン、グラフックデザインなども含まれます。
どの仕事もユーザーを中心に使いやすいデザインをすることには変わりませんが、それぞれの専門分野が異なってきます。
昨今成長を続けるアメリカへの企業進出はトレンドになっています。例えば東京都も2022年、アメリカ・テキサス州と締結した中小企業支援に関する覚書をもとに、テキサス州への展開を目指す都内中小企業への支援を実施しすると発表したと伺いました。少子高齢化も進むこの時代で、今後はさらに海外進出が増えていくのではないでしょうか。
そんな時、日本で良いものを作っている日本の企業様にとって、商品の良さをアメリカで伝えるためにローカライズは最も重要な課題のひとつになってきます。なので現地の優秀なプロダクトデザイナーやUIUXデザイナーを探すことはキーの一つです。
しかし、アメリカで優秀な人材を見つけ、ハイアリングするのは簡単ではありません。例えば英語圏のリクルーターさんにお願いする、LinkedInやIndeedで採用をかけてみる、Upworksなどのクラウドソーシングでフリーランスを募るというのが一般的かと思われますが、そうやって優秀な人材を見つけることや、採用することは、簡単なことではありません。コストとしても非常に高くつくことも多いです。
卒業生はスラックやLinkedIInで繋がっているので、就職が決まった連絡や、離職した連絡が流れてきています。
そこで、職を探しているアメリカ現地のUIUXデザイナーと、アメリカ進出をする日本の企業様のその双方をマッチングできればと思い、この紹介の活動を始めました。
私の卒業したサンフランシスコのUIUXデザイナー養成所の生徒は400人程います。そこの養成所ではシリコンバレーのベンチャー企業で3社プロジェクトを経験し卒業しました。その後ほとんどの同期先輩後輩が就職していきましたが、中にはマイクロソフトやアドビなどの大企業へ就職した方、伸びているベンチャー企業に行った方など、驚くべき就職をやってのけた方もいます。アメリカの風潮としてレイオフが頻繁に行われたり、キャリアチェンジの為に転職をする人も多いです。この記事を書いている2023年2月もGoogleがレイオフを始めたというニュースも出ていました。タイミング次第なのでどのような方をご紹介できるかはそのとき次第ですが、人は流動的にマーケットに出てきています。
アメリカの就職市場に置いて、ジュニアのデザイナーの就職は困難を極めています。そこで最初は実務経験を積む為に知人や友人のツテなどで安価でプロジェクトを引き受けさせてもらうなんて話もよく聞きます。そのようななんとしてでも実務経験を積みたい、ポートフォリオに載せさせてもらいたいと考えているデザイナーのタマゴは、プロジェクトを格安で案件を引き受けてくれることもあります。
日系企業様がアメリカ進出に伴って感じる英語や文化の壁は簡単なものではないと思います。デザイン分野となるとさらに分からないこともあるかもしれません。そんな時は私が間に入って日本語でサポートすることも可能です!私はアメリカに9年住みUIUXデザインも勉強してきたので、日本的観点でデザインアドバイスをしたり、日本語の通訳、質問や会議のサマリーを日本語でまとめてお渡しすることだってフレキシブルに出来ます。
このマッチングの活動はまだ始めたばかりなので、モニター価格で、成功報酬で人材を紹介させていただけたらと思っています。お気軽にご連絡ください!私についてはこちらより。
私はジェフィロ コンサルティング 様のサイトが好きで読ませていただいています。アメリカ経験の長いオーナーの安藤さんの記事はどれも非常に勉強になるので、アメリカ進出しようと考えていらっしゃる企業様は必見です!